青梅日日雑記

旅、落語、本、鉄道、食、映画、文楽、音楽、その他、日乗。

柳家喬太郎「宮戸川」通し

 
鈴本演芸場七月中席夜の部六日目
喬太郎夏のRー18」
 
圭花  道灌
一蔵  芝居の喧嘩
翁家和楽社中  太神楽曲芸
さん生  藪医者
市馬  高砂や
小菊  俗曲
白鳥  シンデレラ伝説
たい平  長短
〜仲入り〜
文左衛門  ちりとてちん
アサダ二世  奇術
喬太郎 宮戸川(通し)

 

「性的な表現や残忍な描写が含まれますので予めご了承を」
と断り書きが示された、喬太郎主任の鈴本の今席。
この日は、「宮戸川(通し)」だった。

「書くことについて」

書くことについて (小学館文庫)

書くことについて (小学館文庫)

巨匠キングによる「小説を書くための『十戒』」。技術的なことは勿論、作家論、小説論に発展して行く。九死に一生を得たドラック渦と交通事故が、彼に及ぼした影響、それによって彼が再確認した「絆」も見逃せない。

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「食いしん坊」

食いしん坊 (河出文庫)

食いしん坊 (河出文庫)

食に対する我儘ともいえる追求は、現在のそれとは明らかに違う。それは、機械化と合理化が進んだ今とそうでない昔とでは、根本的な価値観が違うから。もう手に入れることは出来ないかもしれない贅沢が羨ましい。

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「大東京繁昌記 山手篇」

大東京繁昌記 山手篇 (講談社文芸文庫)

大東京繁昌記 山手篇 (講談社文芸文庫)

江戸・東京文化の美しいところは、実は明治以降、それらが失われる過程で見られた「滅びの美学」ともいうべき、都市が、そこに住む人々が、変わっていく姿に、何かしらの哀愁感のようなものにあるのかもしれない。

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「昭和の東京1新宿区」

昭和の東京 1 新宿区 (加藤嶺夫写真全集)

昭和の東京 1 新宿区 (加藤嶺夫写真全集)

写真家加藤嶺夫が撮影した昭和40年代初期から平成ヒトケタにかけての「昭和の風情」を感じさせる写真の数々。第一巻は新宿区。収録されているのは、歌舞伎町、ゴールデン街、旧赤線(新宿二丁目)、新宿駅西口、大久保、高田馬場、落合、早稲田、飯田橋、神楽坂、市ヶ谷、四ツ谷、信濃町。そのカオスっぷりは、今も昔もまったく変わらない。

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「芸談・食談・粋談」

芸談・食談・粋談 (中公文庫)

芸談・食談・粋談 (中公文庫)

時に江戸文化の「粋」を象徴する落語家、噺家。五代目柳家小さんはいう、その芸とは「ほんとの苦労をなかからたたき上げる芸」だと。その昭和の名人が語る、「芸」と「食」と「粋」とは。

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「そして、人生はつづく」

そして、人生はつづく

そして、人生はつづく

大震災を境に自身の無力感に苛まれながらも、市井の人たちの前向きな生き方に癒されて行く川本さんの姿に読んでいるこちらも癒される。そしてまた、川本さんの紀行文を読めば、また旅にも行きたくなる。

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